バイアールイエ沙丘プロジェクト 二度と沙漠化をおこさない仕組みづくり


地元の人たちとの会議。
緑化した草地を今後どのように管理し利用していくかについて、意見を出し合う。


地元集落、地元行政機関、私たちの三者で緑化した草地の今後の運営体制に関する契約を締結した。
地元集落の人たちが持続的に草地を利用できるようにするための「共同管理・共同利用」について取り決められている。


契約書に署名。
やっと、「二度と沙漠化をおこさない仕組みづくり」の取り組みをスタートできた。

「日中交流地域づくり会議」の様子。
地元集落の人たち、日本・中国の専門家が参加し、バイアールイエ沙丘における
「二度と沙漠化をおこさない仕組み」について、具体的に話し合った。
その結果、メタンガスを中心とした地域内エネルギー自給実験がスタートする。


メタンガスの実験施設を建設。
地下にメタンガス発酵タンクを埋設し、家畜糞を投下する。


メタンガス実験施設の地下部分がほぼ完成。
手作業で原始的に見えるが、僻地農村の人たちが自分たちの力で実現可能な取り組みとするためには、
「ローテク・ローコスト」であることも時には大切になる。


地下に埋設したメタンガス発酵タンクの上に、温室形式の牛舎を建てる。
氷点下20度をこえる冬場の寒さの中でも、ガスの発酵が維持できるよう一定の温度を保つ工夫だ。


牛舎の内部。
牛糞がそのまま地下の発酵タンクに流れ込むようにできている。
将来的には、地元集落の各家庭にこの設備を導入することが目標。
同時に、高品質肉牛を導入し地元集落の人たちによる生産者組合を設立することを目指す。
これが、バイアールイエ沙丘における循環型地域運営モデルの基盤となる。


厨房内に引きこまれたメタンガスの管とメタンガス用コンロ。
地元の各家庭がこうなれば、石炭を消費する必要がなくなる。

もう少し規模を大きくすることで、ボイラー燃料として冬場の暖房全般をまかなうことも可能になる。


メタンガス用コンロ。
将来的には、農機具の発動機燃料としての利用や発電も目指したい。


太陽熱温水器も試用中。
乾燥地は太陽エネルギーが豊富なので、自然エネルギー開発の可能性を秘めている。
将来的には、太陽光発電、風力発電なども組み合わせた、総合的なエネルギー地域内自給システムの構築を目指している。

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